ロ万のひやおろし。その名も「十ロ万(とろまん)」
そしてこちらは2017年度醸造。つまり昨年の「十ロ万」を1年間低温熟成させたものです。
だから「超ひやおろし」なんですね!
考察
通常の十ロ万もおいしいのですが、さらに味がふくよかになっている印象です。まろやかで、カドがない飲み口。
ひやおろしにありがちな「薄ヒネ感(中途半端な熟成感)」はなく、ジューシーな味わいで、全てがきれいにまとまっています。
冷酒(1口目)だと最後にアルコール感が残るように感じるかもしれませんが、少し時間を置いた(3口目くらい?)になると、それもなく美しく消えていきます。
そういう意味では、ぬる燗にしてもいいですが、オススメは、上にも書いた通り、冷酒からゆっくり飲み進め、少しずつ温度が上がるのを味わうくらいが、気負わずに楽しめていいかと思います。
脂がのった秋の魚や、きのこなどの、秋を感じさせる食材と合わせるのがいいでしょう。
また、食事の最後のほうに飲んでも、まったりと食事を〆てくれる旨味があります。
作家の感想
個人的には、「ひやおろし」には苦手なものが多いのですが、これはとてもおいしかったです!今秋に飲んだ「ひやおろし」の中で、1,2番目においしかったです。
「超ひやおろし」は、約1年半熟成しているので、「ひやおろし」のカテゴリーで語るのはナンセンスかもしれませんが、とは言え、元からおいしいからこそ、ここまでの出来になったのでしょう。
甘口(旨口)が好きな人には特にオススメ。
「超ひやおろし」や、「十ロ万」という名前、ラベルの美しさだけ見ても、飲んでみたくなりますし、期待して飲んでも遥かに越えてくる旨さがあります。
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